狭い民家の路地を通り、川を過ぎてなだらかな坂を登ると国木田独歩旧宅があります。白壁の町並みとは反対方向になりますね。標識が辻々にあるので迷うことはありません。
路地も狭く生垣があるので家全体を見渡しにくいのですが、思っていたよりもこじんまりとした家でした。管理人も観光客もいないので自由に見学ができます。
家の中には入れないので窓越しに。独歩の銅像があります。好青年といった感じの風貌です。
これは裏庭にある石碑。「獨歩之碑」とだけ刻まれています。独歩が生まれたのは銚子で、ここには二十歳から二十二歳まですんでいたそうです。「置土産」「少年の悲哀」といった作品が柳井を舞台にした小説らしいです。青空文庫で読めるのでこれを機会に読んで見ることにしましょうか。
続きます。