鹿取 茂雄の「封印された日本の秘境」を読みました。
これは人が誰も行かないような秘境探検のルポではないです。封印はされてないです。日常の景色からちょっと脇道に入った、人の気配がまだ感じられるような場所ですね。
取り上げられた秘境は全部で12個所。芦生の森(京都府)、別子銅山(愛媛県)、五家荘(熊本県)、青木ケ原樹海(山梨県)、旧東青山駅(三重県)、軍艦島(長崎県)、深沢峡(岐阜県)、恐山(青森県)、日本キャニオン(青森県)、耶馬溪(大分県)、川原毛地獄(秋田県)。
軍艦島は世界遺産候補だし、普通に行けば耶馬溪ってそんな秘境の感じはしないところですね。(ちょっと薄暗い感じはするけど。)
つまりこの秘境っていうのは、滝や巨木を探しにちょっと山の中に入っていくようなものかな。人気はないし、もしここで何かあれば命の危険を感じるような場所。それでも一歩間違えれば死の至る場所です。まさに私好みのルポですね。
青木ケ原樹海がとりあげられてますが、自殺の名所ですから私などはわざわざ行こうとは思いませんが、鹿取氏も自然には共感してますが、そういったやばそうな場所は避けてますね。別子銅山はわざわざルートから外れて冒険してます。いや、別子銅山は今度行くつもりで計画を練っていたものでものすごく面白かったですね。
で、五家荘、この吊橋はぜひ行ってみたい、家人が許すなら今年の夏は日帰りで行ってきてもいいなと思いますね。
私はこれkoboで買ったのですが、アマゾンの電子書籍版は特別編集版なので中身が違うのかもしれません。で、文庫本の方のリンクを張っておきます。
では。