戦いと愛の物語
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戦いと愛の物語

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? (角川スニーカー文庫)

「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? 1巻、2巻、3巻 」枯野 瑛

つい最近第3巻が電子書籍で出ました。思い出して、2巻と一緒に3巻を買って読みました。1巻を読んでかなりたっているので1巻も読み返しました。タイトルがとても長いです。タイトルの長いラノベは珍しくないけれど、これは全部で30文字あります。長いにもかかわらず、内容をほとんど言い表してないので意味不明です。

人間世界は17匹の獣によって滅び、多種多様な種族が空に浮かぶ島々で生き残っている。その島々も獣によって滅ぼされかけていて、使い捨ての妖精兵たちが命と引き換えに獣たちと戦っている。

ひとことで言えば、「終末間近の空中世界を守るため命をかけて戦う妖精と滅びた世界で生き残った最後の人間との純愛ファンタジー」というところでしょうか。完結していないのでなんとも言えませんが、作者があとがきで書いているようにどう考えてもハッピーエンドにはならない物語。妖精が死んで世界が破局へ向かうかというと、そうはならなくて、兵器の役割をなくした、つまりは存在理由をなくしたまま生きる妖精の話が続きます。どのように収束するのでしょうか。

全てが終わり、何もかも無くなった。で終わりか、でなければ、ハリウッド映画によくあるような、戦いが世界を破壊して世界は滅亡した。闇があたりを包み込む。その後、光がさして獣のいない新しい世界が始まるってとこかな。どうだろう。どちらでもない終末がありそうな気がします。

では。