世界遺産とは、世界遺産条約で「顕著な普遍的価値」を有すると認められた文化財や自然環境のこと。人類共通の財産として保護し、後世に伝えていくため世界遺産リストに登録されている。
ここは世界遺産「明治日本の産業革命遺産」のひとつ萩の「反射炉」。
セブン-イレブンの駐車場の隅に5台ばかり車の止められるところがあって、その上の小高い丘の上にある。
この反射炉で鉄が鋳造されたわけではない。試作されたもの。
世界遺産は今や観光の目玉になってきて、ここ萩でも同様、地元の人によるとホテルが取りにくくなっているそうだ。
この左の車から降りてきた男性は、この前で自撮り棒をもって熱心に写真撮影をしていた。ナンバーを見ると遠くから来ている。高速代もガソリン代もかなりかかっている。
駐車場からこの階段を登っていったところに反射炉がある。
以前はこの小屋はなかった。世界遺産に決まってから建てられたものなのかな。世界遺産としてはとてもささやかだと思う。お金も取らないし、ただ反射炉の回りをまわって見て、解説文を読んで、ほう、といって帰るだけ。
せっかくきてもこれではつまらないな。すぐ近くに吉田松陰の松下村塾や松陰神社があるし、伊藤博文旧宅、東光寺もある。市内には観光資源は豊富なのだけどどこの施設も似たような感じで、これでは観光客は喜ばないと思うよ。
世界遺産が後世へ残していく資産=観光資源という考えが間違っているのかもしれないけどね。