夢を見ないという夢のような物語を読んだ。
夢を見ないという夢のような物語を読んだ。

夢を見ないという夢のような物語を読んだ。

青春ブタ野郎

何日か前wordpressがバージョンアップして”Gutenberg”というエディターが正規にプラグイン化されたので、早速使ってみました。入れ物としてのブロックがあってその中にテキストや写真などのコンテンツを入れていきます。これiPadで編集するときは使い勝手があまり良くありません。PCの場合は慣れ次第のような気がします。

さて2016年8月に始めた「5年で1000冊読むプロジェクト」2年経ちました。現在546冊読んでいるので目標は達成できそうです。

ということは546冊ほど積読本は減っているはずなのですが、この2年間で、読んだ本以上に本を買っていて、一向に積読は解消できてません。困ったものです。

さて、この数日読んだのは鴨志田一「青春ブタ野郎シリーズ」です。

はじまりは主人公梓川咲太が図書館でバニーガール姿の桜島麻衣を見たこと。麻衣は自分が他人から見えなくなっていることに気がついて、自分がみえている人を探していたのです。目立つ格好でいることで誰かに見つけて欲しかった。後日咲太自身が自分の存在を見つけてもらうためにこの衣装を着るのだけれど。

この見えなくなってしまった現象を始まりとして、次々に異常現象が咲太の回りで起きてきます。時間がループしたり、1人が2人になったり、人格が入れ替わったり。

主人公の友人である双葉理央によって一応は科学的な説明がされるのだけど、これがわかったような、わからないような説明で一気に世界はSFチックになってくる。

で、どの現象も「思春期症候群」が引き起こしているのだけど、その原因はさまざまで、その原因をさぐっていく過程で主人公の周りの思春期の女性たちの心の中の悩みが明らかにされてきます。このあたりはミステリチック。

タイトルの「青春ブタ野郎」という言葉はきっと褒め言葉。結局のところ咲太の強い気持ちと努力で困難に打ち勝って素晴らしい青春を手にすることができたのだから。

この一連のシリーズは、タイトルが違うので順番がわかりにくい。タイトル以外におすすめできない理由はありません。高校生の恋愛ものとしては感動もの。おすすめです。

「青春ブタ野郎シリーズ1巻~7巻」鴨志田一(540~546/1000)