其中庵には駐車場と休憩所があります。車はほとんど止まっていませんが、この日は車を止めて寝ている人がいました。寝るのならこの其中庵休憩所を利用したほうが本当は楽なんですけどね。其中庵休憩所には管理人さんはいないので気兼ねなく畳の部屋で横になれます。
「母よ うどんそなへてわたくしもいたゞきます」 建物の右前に山頭火の句碑があります。
原句の前書きには、母の四十七回忌とあり、昭和十三年三月六日、其中庵での作とされる。経本仕立ての第六句集「孤寒」には「うどん供えて、母よ、わたくしもいただきまする」とある。山頭火の幼くして失った母を慕う気持ちは生涯かわることなく、位牌を背負って、母とともに巡礼していた。(現地の説明板による)
休憩所の中にはありし日の山頭火の大きなパネルが展示してあります。
これが18畳の畳の間です。座布団、机は自由に利用できるようです。自由に横になることも食事をすることも、横になることもできます。利用者の良心にまかせているんでしょうね。管理人がいないのは、すごく心地よい対応ですが、利用者のマナーによるところが多いので、きれいに利用されるのか心配ですね。
では。
(撮影日2009.02.06)