華麗で優美な幻想小説
70/1000 「茜の帳」直塚万季 稲穂の中から一顆の澄んだ玉がまろび出たと見るや、玉は真っ白な烏となって夜空を羽ばたいた。羽ばたきながらくっきりと、玲瓏たる美童の姿と化して初冬の天地を冴え渡らせ、さらに羽 …
70/1000 「茜の帳」直塚万季 稲穂の中から一顆の澄んだ玉がまろび出たと見るや、玉は真っ白な烏となって夜空を羽ばたいた。羽ばたきながらくっきりと、玲瓏たる美童の姿と化して初冬の天地を冴え渡らせ、さらに羽 …
69/1000「アンドゥ・ラヴ: あの日のわたしを離さないで 」桜井亜美 過去があるから今や未来がある。なのに、その過去が記憶とまったく違うものなら、アヤジにどんな想いをぶつければいいのかもう分からなかった …
66/1000「彼女が世界を、終わらせた理由」はむまる 67/1000「サニーサイドリバー」荒沢智 68/1000「きんきらきんに さりげなく 私流、文章の書き方」木佐山礼次郎 セルフパブリッシュ本を3冊。 …
63/1000「イマガワ血風録~セルパブ戦記~」忌川タツヤ 64/1000「イマガワ血風録第2巻」忌川タツヤ 65/1000「民泊アプリ殺人事件」忌川タツヤ 忌川タツヤの新刊プロジェクト。「忠犬ホットドッグ」はタイトルか …
62/1000 「犯罪特区COLD BRAIN」奏ちよこ 極端に言えば、食事中に目の前で殺人が起きても、その血が自分の食事を汚さない限りは、気にもせず食事を続ける。断末魔の叫びがあっても、喉が渇けば飲み物を …
61/1000 「再会」幸田玲 作者がtwitterで宣伝していたので読んでみた。読むのは「夏のかけら」「未来からの贈り物」に次いで3冊目です。 陽子は直樹の胸に顔を埋めた。香水の甘酸っぱい匂いがして、直樹は思わず抱きし …
60/1000 「無関心な人びと」アルベルト・モラヴィア モラヴィアの処女作にして代表作。大学時代に読もうとして読めてなかった本を今更ながらkindleのお陰で読むことができた。 カルラは腕を上げて顔を隠し、そのまま泣こ …
59/1000 「あの夏、最後に見た打ち上げ花火は」助供珠樹 しかし若者が興味を示す場所なんて本当に何もない町だった。コンビニは車で三〇分ほど行かなきゃ存在しない。最寄りのスーパー兼雑貨屋は夜七時で閉店してしまう。 何 …
58/1000「リンドウにさよならを」三田 千恵 幽霊なんだけど、幽霊のはずが穂積といういじめられっ子にだけは見えてしまって、その穂積を助けていじめから救おうとする神田くんの話。神田は美人の同級生襟人の自殺を防ごうとして …
57/1000 「恋する旅女、世界をゆく (1) 魅惑のインドネシア・マレーシア・シンガポール編」小林希 旅立つ前、母は玄関先で私に聞いてきた。 「あなた、旅に出て、それからどうするの?」 「素敵な女性になるのよ」 …